音響室、防音の仕組み一体どうなってる 天井、壁 シリーズ③
2021.09.30 (Thu) 更新
音響室、防音の仕組み一体どうなってる
天井、壁 シリーズ③
お部屋まるごとを音響室に変えていく場合いったいどの程度、どのように防音対策が取られているか気になるところ・・。
今回はビビット美装の施工例を見ながら説明していきたいと思います。
天井
外からの音、中から出る音をしっかりと防音していく為ためには天井部分がとても大切になってきます。
天井の防音の下地から仕上げていきます。
プラスターボード+大建のオトテンを重ねて設置していきます。
このオトテンとは、建築総合資材企業DAIKENが展開する防音室用天井材のことです。
天井材の種類によって、吸音、遮音出来る大きさが変わっていきます。
こちらの施工主様のお部屋にはスタンダードな吸音、遮音効果があるオトテン3を使用しております。
飽きの来ないシンプルなデザインで綺麗に仕上がりました。
これなら、いかにも防音していますという感じの圧迫感もなく快適に過ごせそうですね。
お客様の生活スタイルに合わせて、オトテンの種類、レベルを変えていくことが出来ます。
壁
同じように何層かに重ねて防音を施していきます。
見えない内側部分に、壁下地+吸音ウール+遮音シート+プラスターボードを重ねていきます。
プラスターボードとは、耐火、断熱性が高く、遮音性も兼ね揃えた石膏ボードのことです。
吸音性+吸音性+吸音性と足していくことで、しっかりとした防音、音響室を作っていきます。
壁の隅ずみまで、丁寧にしっかりと貼っていきます。
石膏ボードを貼り、この上から壁紙を貼って仕上げていきます。
断面にしてみるとこんな感じです。
何重にもしっかり音漏れ対策がとられているのが分かりますね。
壁を定寧に仕上げていきますが、窓からの音漏れや、扉からの音漏れ対策はどうなっているのでしょうか。
次回はそのテーマをお話したいと思います。
ビビット美装はお客様のご希望されるお家作りをサポートさせていただきます。
ご相談やご質問お気軽にどうぞ。