床についてのお話⑥ フローリングの種類
2020.10.30 (Fri) 更新
フローリングの種類
今ではすっかり住宅の主流になっているフローリング。
畳の部屋がどれほどいいと思っても、畳の部屋はせいぜい
1部屋か2部屋と言ったところでしょうか。
和室をフローリングに変えて洋室にリフォームされる方も多いですよね。
フローリングにはどんな種類がある?
■無垢材(むくざい)フローリング
単層フローリングのこと。
つまり天然木の一枚板をフローリングとして
使っているもの。
杉材を使用したもの。
(画像My おうちスタイル ROOMIEさんから)
良い点🙆♂️
空気を多く含む天然木は保湿性や断熱性が高いので
夏は涼しくサラッと、
冬も冷えすぎず静電気を抑えます。
柔らかい素材の木だと弾力性もあり
足腰への負担は軽減されます。
気をつけるべき点🤔
天然ならではの温度の変化によって、膨張と収縮を繰り返すので、反りや割れが生じることもあります。
が、
私はそれも味じゃないかなと思います。
年月と共に落ち着いた色合いに変化してきて、
少し歪んできて・・・補修して。
ずっと変わらない不変の物なんて無いんじゃないかなと。
最近は特殊加工によって耐久性や寸法安定性を高めている
物もあります。
無垢材フローリングで主に使われている木材
■複合(複層)フローリング
合板などの基材の表面に化粧材を張り合わせたもの。
一般的に多く用いられている。
この中にはいくつかのタイプがあります。
〇化粧シートフローリング
樹脂などのシートに木目や他の柄を印刷したものを
基盤となる木材に張り付けたもの。
(画像Panasonic)
良い点🙆🏼♂️
木目が均一で、品質が同じなので、施行が複雑でない為
使いやすい。
バリエーションが豊富\
無垢材に比べて安価
傷に強く変色しにくい
ワックスがけが不要
考えるべき点🤔
自然の温かみではなく人工的
調湿効果や断熱効果がない
〇突き板フローリング
天然木の単板をかなり薄く(0.2~0.6mm)削り、
貼り合わせたもの。
建売住宅や一般的なマンションに多く使われています。
無垢材タイプと見分けがつかない物もあります。
良い点🙆🏼♂️
無垢材フローリングに比べて安価ですが、表面には天然の木材を使用しているため、プリントしたイミテーションフィルムが貼り付けられている、化粧シートタイプより木の質感が楽しめ、温かみがあります。
変形、変質しにくい。
品質が均一。
施行しやすい。
〇挽き板タイプ
突板よりも厚みのある天然木を挽いて切った物(2mm以上)を基材に
張り合わせたもの。
無垢材のような質感を持ち、反りやゆがみなどの狂いがほとんどない。
無垢材挽き板フローリング「LiveNaturalプレミアム」を拡充。
良い点🙆🏼♂️
突き板フローリングよりさらに無垢材フローリングに近い。
突き板と挽き板の違いは、上に貼っている天然木のシートの
厚みだけですね。
そして複合板の中には、
防音性を兼ねた
クッションフローリングや
床暖房仕様のものなどさらに色々なものが開発され、
選ぶことができます。
複合フローリングで主に使われている木材。
次回もフローリングのお話です。
ビビット美装ではフローリングのリフォームなどご相談に乗ります。
ぜひお気軽にご質問ください。