漏水事故に関する大切なお知らせ
2022.04.03 (Sun) 更新
リフォーム屋さんからの大切なお知らせ。
漏水による事故が増えています!
前回も書きましたが、漏水事故はしっかり点検がなされていれば
防げますが、一度漏水してしまうと自宅だけでなく
下階や近隣にまで被害が及び、
リフォーム代金も高額なものになってしまいます。
なのでしっかりとお家の水道管、給水管について
理解しておくのはとても大切な事です。
給水管の交換時期は?
素材によって違ってきます。
まずご自宅の給水管の素材がなにか知っておきましょう。
➖水道管用亜鉛めっき鋼管➖
耐久年数:施工後約10~15年
1975年頃までに建てられた家
古いタイプの家で主に使われています。
断水の後など水が赤く出ることがある場合はこのタイプかもしれません。
非常に錆びやすく、しかも衛生面でも問題が出る場合がありますので、
早めのリフォームをおすすめします。
古民家をご購入検討されている方は
水道管、給水管の取り替えをお勧めします。
➖水道用硬質塩ビライニング鋼管➖
耐久年数:施工後約20~40年
1975年以降から2000年頃に建てられたマンションや家。
鉄管の中に塩化ビニル管が挿入され
二重構造のパイプが使用されているので錆びにくく
赤いサビ水など発生しません。
多くのマンションで使われているタイプです。
しかし接合部分からの錆その結果の水漏れは
防ぐことが出来ないため定期的な点検をおすすめします。
➖ステンレス銅管➖
耐久年数: 施工後約40年以上
1998年以降の多くのマンションなどで使用されている。
共用部にはステンレス鋼管を使用し
専有部にはポリエチレン管を使用しサビなどを
ほぼゼロに近い状態で防せぎます。
➖耐衝撃性塩化ビニール管➖
耐久年数 : 施工後約40年以上
近年多く使われている給水管
(写真は全て日本水道銅管協会より)
錆びるという心配はまず無くなり、
サビ部分からの漏水の心配は必要ありません。
それでも接続部分などの施行による不備や経年劣化での
接続部分の緩みなどで漏水事故を100%防ぐことは出来ませんので、
心配な方は確認や点検をするのが良いかもしれません。
突然訪問して来て心配を煽ってくる
リフォーム業者にはご注意ください。
正しい知識を身につけ、
漏水による事故を未然に防ぎましょう!