断熱材には様々な種類がある・・ってご存知ですか? その②
2021.06.11 (Fri) 更新
断熱材には様々な種類がある・・ってご存知ですか?
後悔しないために、知っておくべきこと。②
前回はグラスウール、ロックウール断熱材について書きました。
この2つは繊維系断熱材と言われ断熱材の約70%を占めています。
しかし、湿気に弱いなど、いくつか弱点もある為それをカバーする様々な断熱材があります。
発泡プラスチック系
5種類の異なる製法の物があります。
それぞれの特性を生かした形で使われます。
ビーズ法ポリスチレンフォーム (EPS) |
押出し法ポリスチレンフォーム (XPS) |
硬質ウレタンフォーム (PUF) |
ポリエチレンフォーム (PE) |
フェノールフォーム (PF) |
順番に説明していきますね。
①ビーズ法ポリスチレンフォーム
素材 スチロール樹脂(発泡スチロール)
価格 安価(グラスウール、ロックウールより高め)
長所 高い断熱性。
吸湿性、吸水性がないため水や湿気に強い。
様々な形に加工できる。
燃えた際の有毒性が低い
短所 他の繊維系の断熱材に比べると、熱に弱い。
画像参照(JEPSA発泡スチロール協会)
https://www.jepsa.jp/jepsa_eps/
②押出し法ポリスチレンフォーム(板状)
素材 スチロール樹脂(ポリスチレン樹脂に炭化水素などの発泡剤を
加え押出成形された物)
価格 安価(グラスウール、ロックウールよりやや高め)
長所 断熱性が高い。
吸湿性、吸水性がないため、水や湿気に強い。
堅くて耐圧力がある。
軽い。(施工しやすい)
短所 燃えにくいが、熱で収縮してしまう。
外断熱として優れている。(画像参照 KANEKA)
https://www.kaneka.co.jp/business/qualityoflife/foa_004.html
次回は硬質ウレタンフォーム断熱材について書きますね。
断熱材についてさらに詳しくお知りになりたい方は、ビビット美装までお気軽にご連絡ください。