断熱材には様々な種類があることご存知ですか?
2021.06.05 (Sat) 更新
断熱材には様々な種類があることご存知ですか?
後悔しないために、知っておくべきこと。
家の外装にばかりにどうしても目が行き、こだわってしまいますが、
快適住むために大切なのは、見えない部分だったりします。
お家を包んでくれる断熱材は欠かせない要素です。
でもプロでもないし断熱材に種類があることも知らないのに
何から調べたら良いのかわからない、と言われるのももっともです。
そこで、建築素材について、なるべく専門用語なしで、簡単に説明をしたいと思います。
日本の断熱材で最も多く使われているものが、グラスウールとロックウールです。
この2つで断熱剤のシェア70%を超えると言われています。
グラスウール
素材 ガラスを溶かして繊維状にしたもの。
価格 安価(コストパフォーマンスが高い)。
長所 燃えにくい(不燃性)
吸音性(遮音、防音効果が高い)
耐久性に優れている(経年劣化が少ない)
環境に優しい(主にリサイクルガラスの使用)
体にも優しい(発がん性リスクが低い)
短所 湿気に弱いため防湿、結露対策が必要(吸湿シート)
すきま無く丁寧な作業が出来る施工業者が求められる。
●ハウスメーカーや工務店の標準仕様になっている事が最も多いことからも分かるが
コストパフォーマンスに優れた優秀な断熱材。
旭ファイバーグラス アクリア
ロックウール
素材 鉱石を溶かして繊維状にしたもの。
価格 安価(グラスウールよりやや高い)
長所 燃えにくい(耐火被膜材としても使用されることも)
吸音性(グラスウールより優れる。空港、工業地帯で使用されるほど)
水を吸いにくい(はじく)ためカビない。
短所 吸湿すると、断熱性能が低下する。
(耐水性がありますが、水分を吸うと微細な空隙がなくなり、性能が低下します)
重さがあるため、脱落してしまう場合があります
●安価で、高断熱、防音を望まれる方にオススメします。
コストパフォーマンスに優れ、グラスウールよりやや高めですが性能は上です。
写真参考 ロックウール工業会
ひとまず、この二大断熱材をおさえておきましょう。
まだまだあります。優秀な断熱材。
いくつかのメーカーがこの断熱材を出しています。
メーカー選びに関してはリフォーム業者にお尋ねください。
ビビット美装はお客様の気持ちに寄り添って誠実に対応いたします。
お気軽にご相談ください。
次回はポリスチレン断熱材とウレタンフォームについて考えますね