屋根瓦ー『耐震性が低い』は古い
2024.08.31 (Sat) 更新
地震対策を考える方は年々多くなってきています。
その中で家の屋根について心配される方が多いようです。
多くの人が『瓦』に持つイメージは
重い=地震に弱い。
つまり瓦はデメリットが大きいと思っていますが
瓦は元々メリットが他の屋根材よりも大きいのですが
今はこのデメリットと思われていた部分をカバーする施工方法や瓦が主流になっています。
瓦は、”施工方法”や(瓦の場合は葺き方とも言う)
瓦そのものの”軽量化”により
屋根材の中で最も耐久性に優れていると言える瓦ですが耐震性を向上させるために
施工方法が義務化されています。
2001年策定された『ガイドライン工法』で施工されている場合
震度7クラスの地震でも安全であると言われています。
さらに国土交通省によると瓦屋根の全数釘打ちを義務化する動きも出ています。
耐震対策として
①冠瓦を躯体に留め付けている。
②左右ののし瓦同士を銅線などで緊結している。
③棟の中に、補補強金物が入っている。
④棟際の瓦を緊結している。
これによって脱落を防ぎます。
(Kaisei ホームページ参照)
ただし古い屋根は要注意!
お家の屋根がもし築40年以上前のものであれば早急に変えるべき理由。
この頃までの屋根は《土葺き》
土の上に瓦をおいて安定させる方法。
これは重いことで耐震性が弱まると言われています。
和瓦はとても魅力的で見た目の高級感だけでなく、断熱性、遮音性に優れた屋根材と言えます。
次回は瓦の種類とおすすめの瓦についてのお話です。